タイ・カセサート大学の短期研修生を受け入れ — 学びと交流の4日間

2025年4月25日

協定校であるタイ・カセサート大学から6名の学生を迎え、短期国際交流プログラムを実施しました。
本プログラムは、文化交流を通じて語学力や異文化理解を深めることを目的とし、本学の学生とともにさまざまな学びの機会を設けています。

小・中学校にて”先生”体験
プログラム初日の午前中には、共愛学園小学校にて、カセサート大学の学生たちが英語でタイの文化を紹介する授業を行いました。
タイの数字や伝統行事についての紹介に、小学生たちは興味津々の様子で耳を傾け、「サワディーカー(こんにちは)」と笑顔で学生たちを迎え入れるなど、温かい交流が生まれました。
午後には共愛学園中学校を訪問し、英語を通してタイの文化を学ぶプログラムを実施しました。この中では、タイの伝統工芸「Pla Tapian(プラータピアン)」の制作にも挑戦しました。
「プラータピアン」は魚の形をした縁起物で、あらゆる水辺で生きることができることから、“どのような環境でも健康に暮らせるように”という願いが込められているそうです。

小・中学校生にとっても、タイの文化を実際に体験しながら学ぶ、充実した一日となりました。

ディベートで深める異文化理解
2日目は、本学のオナーズプログラム学生とタイの学生が「転売」をテーマに英語と日本語を交えてディベートを実施。
「転売は便利?それとも不公平?」という問いを軸に、それぞれの視点から活発な議論が交わされました。文化背景の異なる価値観を持つ学生同士が、調べ、考え、言葉で伝え合う貴重な学びの場となりました。

学生が企画する“群馬体験ツアー”
3日目には、本学学生がガイド役を務め、タイの学生を案内する「群馬自慢ツアー」を実施。いちご農園やだるま作り、うどん体験、温泉街の散策など、地域の魅力を英語で紹介する中で、学生たちの“伝える力”が自然と育まれていきました。

 

授業への参加で交流を深める
最終日には、本学の英語関連科目のクラスに特別参加しました。Tourism Englishの授業では、カセサート大学の学生たちが母国の観光地についてプレゼンを行い、本学の学生たちも日本に関する質問に答えるなどして交流しました。「Speaking of Japan」の授業では、カセサート大学の引率教員を特別ゲスト講師としてお迎えし、「Living and Learning Gender: A Cross-Cultural Look at Gender Equity in Japan, Thailand, and Taiwan」と題した特別講義が行われました。それぞれの国のジェンダー意識の違いや共通点について活発に議論を交わし、国際的な視点から社会課題への理解を深める貴重な機会となりました。

 

国際交流は“自分を広げる学び”
すべてのプログラムを通じて、学生たちは言葉や文化の壁を越え、共に学び合う体験を重ねました。
研修の最後にはフェアウェルパーティーを開催。参加した学生たちは、国を越えた友情と成長の実感を胸に、それぞれの学びを未来へとつなげています。

 

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