Profile

教授
呉 宣児
OH Sunah
国際コース教授。九州大学大学院人間環境学研究科博士課程修了。博士(人間環境学)。学術振興会外国人特別研究員、九州大学大学院人間環境学研究院助手をへて、2004年本学に着任、2011年から現職。日本・韓国・中国・ベトナムの研究者たちと10年以上交流しつつ研究・教育。主な著書:『語りからみる原風景:心理学からのアプローチ』萌文社 2001(単著)。人間環境学会で奨励賞(単著論文)受賞2005、日本地域学会で著作賞(共著)受賞 2018。
研究内容について
私の専門領域のベースは心理学です。心理学は主に、個人に目を向けてきた歴史があります。しかし、「人間」ということばの「間」はすでに個人ではなく「人々」「人と人の間」を前提にされていますね。私は、個人だけ見ては十分に見ることができないという反省からできた「環境心理学・文化心理学」の領域で「発達心理学」とつなげて考えてきました。人は個人の内的な特性だけで考えたり行動したりするのではなく、おかれた環境・状況によって考え方や行動の様式に違いが出てくるので、人々を見たり、問題を把握し解決策を考えたりするときにも、「人」と「環境・状況」をセットとしてとらえようとする領域です。
いままで小・中・高では、「学習する」や「勉強する」という言葉をよく聞き使っていたと思います。さらに、大学では「研究する」ということも含みます。勉強は、主にインプット作業をしながらほかの人が作っておいた知識を使う・消費することだとイメージするなら、研究は、自分でオリジナルな知識を作り出し学問の領域の蓄積にさらに新しい知見を加えることと言えます。自分で疑問・問題を見つけだして、自分で問題にアプローチするための方法を決めて、具体的に物・事に取り組みながら新しい知見を生み出すことが研究ですので、研究はとてもクリエイティブな作業であると思います。
図書館で本や論文を見つけ読むことは当然すべきことですが、地域やさらには海外にも出かけて、自分の足で歩きながら観察したり、人々に直接話を聞いたりすることも必要になりますね。
特に大学での学びの形は、教員が学生へ一方的に教えるというよりは(もちろん、その部分も少しは必要ですが)、一緒に考え一緒に探りつつ教員も学生も互いに学び合う中で、学生一人一人が自分のオリジナルな研究作品を作り出すことにたどり着くことだと思います。毎年学生たちからどのようなアイディア出て、どのような結果物が出るのかが楽しみです。
いままで小・中・高では、「学習する」や「勉強する」という言葉をよく聞き使っていたと思います。さらに、大学では「研究する」ということも含みます。勉強は、主にインプット作業をしながらほかの人が作っておいた知識を使う・消費することだとイメージするなら、研究は、自分でオリジナルな知識を作り出し学問の領域の蓄積にさらに新しい知見を加えることと言えます。自分で疑問・問題を見つけだして、自分で問題にアプローチするための方法を決めて、具体的に物・事に取り組みながら新しい知見を生み出すことが研究ですので、研究はとてもクリエイティブな作業であると思います。
図書館で本や論文を見つけ読むことは当然すべきことですが、地域やさらには海外にも出かけて、自分の足で歩きながら観察したり、人々に直接話を聞いたりすることも必要になりますね。
特に大学での学びの形は、教員が学生へ一方的に教えるというよりは(もちろん、その部分も少しは必要ですが)、一緒に考え一緒に探りつつ教員も学生も互いに学び合う中で、学生一人一人が自分のオリジナルな研究作品を作り出すことにたどり着くことだと思います。毎年学生たちからどのようなアイディア出て、どのような結果物が出るのかが楽しみです。
担当科目
東アジア比較文化論 /環境と心理 /海外フィールドワーク(韓国) /国際関係の歴史を知る /教育と心理「教育心理学」 /世界のフィールドワーク入門 /フィールドワークの方法 I・II /Glocal Seminar I・II /基礎演習 I・II /課題演習 I・II /卒業研究