Profile

教授
謝 志海
XIE Zhihai
国際コース教授。北京大学大学院国際関係研究科博士後期課程修了;早稲田大学アジア太平洋研究科博士後期課程単位取得退学。博士(国際関係学)。アジア開発銀行研究所を経て、2013年4月に共愛学園前橋国際大学に着任。2023年4月より現職。専門は国際政治経済、アジア太平洋の国際関係、中国政治外交。主な研究業績は”Energy Insecurity and Renewable Energy Policy: Comparison between the PRC and Japan,” アジア開発銀行研究所Working Paper No.1085 (2020-3); “Christian Boom in Occupied Japan: Seen from American Occupation Policy”, 早稲田大学アジア太平洋研究科論集No.18, 289-310(2009-11)。
研究内容について
私の専門は学部から博士課程まで国際関係/国際政治学一筋です。「国際関係学」と聞くと、広すぎる科目、あるいは複雑だと思うかもしれませんが、実は国と国の関係は人間関係と似たところがあります。まず、外交政策は人間によって作成・実行されますので、その中には人間性が反映されます。また、国際政治理論には、「現実主義」(Realism)と「自由主義」(Liberalism)と分けていますが、人間としての「現実主義者」と「理想主義者」に対応しています。「国際関係学」は学問として第二次世界大戦の後に確立されたかなり新しい学問分野ですが、政治、経済、文化、宗教など様々な分野に関連しています。国際関係の歴史を検証し、如何に戦争を避け、平和を作るのかは「国際関係学」の最初の目的でした。国際政治の最も基本的な概念は「パワー」ですが、このパワーには「ハード・パワー」と「ソフト・パワー」があります。従来の国際関係には、軍事力や経済力といったハード・パワーが重視されてきましたが、最近では、文化や価値観、政策などの魅力により自分の目標を実現する力、いわゆる「ソフト・パワー」が注目されています。
担当科目
国際関係論 /国際社会の諸問題 /海外フィールドワーク(ハワイ) /世界のフィールドワーク入門 /国際関係の歴史を知る /Glocal Seminar I・II /基礎演習 I・II /課題演習 I・II /卒業研究