教員紹介

Profile

小柏 伸夫
教授
小柏 伸夫
OGASHIWA Nobuo
情報・経営コース教授。北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程了。博士(情報科学)。情報通信分野の民間企業の研究開発職等を経て2008年4月に共愛学園前橋国際大学着任。2018年4月より現職。専門はインターネット関連技術。1999年よりWIDE Projectに参加。主な訳書は『BIND & DNS 第5版』(オライリージャパン出版, Cricket Liu, Paul Albitz著, 小柏伸夫翻訳)。

学生へメッセージ

インターネットの普及から既に20年以上の時間が経過しましたがインターネットを応用した新しい機器やサービスは今でも次々と登場し普及し続けています。遠い未来では「産業革命の時代」のように「情報化社会の時代」と呼ばれるような、そのような世界の大きな変化の真っ只中を私たちは過ごしているのかもしれません。
この大きな変化を起こしているインターネットの対象範囲は、当然、地球規模のグローバルなものでもありますが、同時に地域に関連するものでもあります。インターネットは世界中の様々な場所において、その地域や特定の文化圏における内部的な活性化のために様々な形で用いられています。
インターネットについて学び応用できるようになるためには、プログラミングのスキル、コンテンツを作成するスキル、人々の要望やニーズを正しく理解してチームで作り上げるコミュニケーション力など様々なチカラが必要になります。さらに、対象とする地域や文化圏に関する幅広い知識が必要になることもあります。本学で展開されている授業では、それらの様々なチカラを伸ばすことができます。
私の授業では、プログラミングの技術や、コンテンツを作成するスキルなどのチカラを伸ばしつつ、さらに総合的なものとして、実際に群馬県地域や前橋市地域の企業や店舗のウェブサイトを作成させてもらうこともあります。また、地域のプログラミングコンテストにチャレンジしたり、ウェブベースの動画コンテンツのコンテストにチャレンジすることもあります。さらに、それらチカラをグローバルに応用し世界に向けて活動することもあります。
教室でスキルの基礎を学びつつも、身に付けたスキルを地域の活性化に実際に関わる形で実践的に使う、その両輪を動かし続けることで本当に社会で役立つ活きたチカラを獲得することができます。本学で学んだ学生は、今世界を大きく変化させているICTを充分に応用できる真に役立つチカラを獲得し、そのチカラを地域(ローカル)でも世界(グローバル)でも役立てて社会で活躍してくれると期待しています。

研究内容について

私の研究テーマはインターネットに関係する様々な技術やその応用に関するものです。インターネットというと、スマートフォンでもコンピュータでも毎日当たり前のように使うことができていて、最早これ以上工夫も調査も要らないように思えるかもしれません。しかし実際には、新しい技術やデバイスの登場、社会や人々のニーズの変化などによって常に調査や新しい工夫が求められ続けるものでもあります。
例えば、今よりもより効率良く情報を伝えることができれば、スマートフォンやインターネット回線の費用をもっと安くできるかもしれません。より効率的に情報を伝えるためにはどうしたら良いでしょうか?
インターネットの通信が突然途切れたり不安定になったりしなければ、移動時や山間部など今まで以上に様々な場所から確実にインターネットを利用できて、より便利になるかもしれません。インターネットの通信の信頼性をさらに高めるにはどうすれば良いでしょうか?
上手に表現された画像や動画、入力画面などを適切に用いることができれば、子供でも高齢者でも誰でも簡単に操作できる便利なウェブコンテンツが作れるかもしれません。そのためにはどのような表現技術、入力技術を用いれば良いのでしょうか?
このように、インターネットに関係する技術や応用というものは、まだまだ調べたり工夫を考えたりする箇所が沢山残っており、そのようなものを研究テーマとして扱っています。インターネットについて新しい側面を調べたり新しい工夫をすることで、世界中の人々が毎日当たり前のように使っているインターネットだからこそ、世の中の沢山の人に感謝されるような大きな便利さや楽しさを生み出していくことに繋がります。インターネットに関する研究の面白さはそこにあります。

担当科目

情経オムニバス 情報処理概論 データベース 情報通信技術 数的処理 ICT活用実践特講 コンピュータネットワーク 画像情報処理 コンピュータグラフィックス Glocal Seminar I・ II 基礎演習 I・ II 課題演習 I・ II 卒業研究

所属する機構/コースの教員一覧

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