Profile

副学長 教授
後藤 さゆり
GOTO Sayuri
副学長 児童教育コース教授。東京学芸大学連合大学院修了。博士(教育学)。2005年共愛学園前橋国際大学に着任。元中学校教員。専門は、教育人間学、家庭科教育学、住環境教育。人間の日常生活の事象から人間について考察し、さらにそこから教育のあり方を捉え直すための教育研究に取り組む。主な著書は『子ども・若者の自己形成空間―臨床教育人間学のまなざし―』(共著、東信堂 2011年)、『「大人になること」のレッスン 「親になること」と「共生」共愛学園前橋国際大学ブックレットⅤ』(共著、上毛新聞社 2013年)、『家庭科教育 (教科教育学シリーズ 第7巻)』(共著、一藝社 2015年)
また、副学長として文科省補助事業「大学教育再生加速プログラム」の責任者として教育改革推進を担当し教育成果の可視化と教育の質保証に取り組む。群馬県読書活動推進会議議長、埼玉県蕨市子ども子育て会議議長。
また、副学長として文科省補助事業「大学教育再生加速プログラム」の責任者として教育改革推進を担当し教育成果の可視化と教育の質保証に取り組む。群馬県読書活動推進会議議長、埼玉県蕨市子ども子育て会議議長。
研究内容について
私の研究は、博士課程で出会った教育人間学の視点から、人間の生きる営みを捉え直し、教育のあり方を考えることです。博士論文では、人間と環境(人間を取り巻く人工物や自然、人)とが相互的に影響しあうことによって生成する空間(=住む空間)の教育的な意味について、ボルノウ教育学の人間と空間の関係を基礎として研究しました。次に、教育人間学の視点から「大人になること」をテーマに研究し、「『親になること』の今日的意義の再検討と青年期のための次世代教育プログラムの開発」(挑戦的萌芽研究21653086)を研究課題として科学研究費助成事業に採択されました。この研究では、「親になることを学ぶ」意味を「社会的に開かれた存在として『生命』と向き合い『自己』に出会い『他者と共に生きる』ことを学ぶこと」ととらえ直し、次世代教育のあり方について考えました。現在は、この課題を発展させて、他者としてのこどもに出会う行為として「絵本の読み合い」について教育研究を進めています。現在、学校に通う子どもだけでなく、生涯を通じて自律的に学び続けることが必要とされています。そのような時代だからこそ、人間の生きる意味から教育のあり方を考えていくことが重要だと考えています。
担当科目
初等家庭概説 /初等家庭科教育法 /こどもの生活と学び /地域とこども /こどもと家族 /Glocal Seminar I・II /基礎演習 I・II /課題演習 I・II /卒業研究 /海外教育研修