Profile

学長 教授
大森 昭生
OMORI Akio
1996年に学校法人共愛学園に入職、共愛学園前橋国際大学国際社会学部長、副学長等を経て、2016年より学長。
文部科学省や内閣官房など政府の各種委員のほか、中央教育審議会では大学分科会、同高等教育の在り方に関する特別部会(副部会長)、教育振興基本計画部会をはじめ各種委員を歴任。
地域では群馬県青少年健全育成審議会会長、群馬県教育振興基本計画策定懇談会座長、県都まえばし創生本部有識者会議座長等各種公的委員を多数務める。
群馬県総合表彰(男女共同参画分野)、群馬県男女共同参画社会づくり功労者表彰。全国の学長が注目する学長ランキング3年連続1位(『大学ランキング』)
文部科学省や内閣官房など政府の各種委員のほか、中央教育審議会では大学分科会、同高等教育の在り方に関する特別部会(副部会長)、教育振興基本計画部会をはじめ各種委員を歴任。
地域では群馬県青少年健全育成審議会会長、群馬県教育振興基本計画策定懇談会座長、県都まえばし創生本部有識者会議座長等各種公的委員を多数務める。
群馬県総合表彰(男女共同参画分野)、群馬県男女共同参画社会づくり功労者表彰。全国の学長が注目する学長ランキング3年連続1位(『大学ランキング』)
研究内容について
私の専門は、アメリカ文学と男女共同参画論です。
アメリカ文学では、大学の卒業論文で扱って以来、大学院でも研究者になってからもヘミングウェイという作家一筋に研究してきました。研究チームで約7年という時間をかけて取り組んで書いた『ヘミングウェイ大事典』(勉誠出版)や、編集委員長として編纂したヘミングウェイ没後50年を記念出版の『アーネスト・ヘミングウェイ~21世紀から読む作家の地平~』(臨川書店)などは、思い入れのある研究業績です。
文学の楽しみの一つは、文学からその国・その時代の文化や社会、思想を読み取ることにあると思います。また、自分一人では経験することのできない人生を様々な登場人物と共に追体験することもスリリングです。さらに、文学作品の解釈について深く考えたり、他者の解釈を聞いたりして、文学の多様な読みや奥深さを感じることもとても面白いことです。
ところで、今、文学・文化研究の観点が、これまで中心とされてきたものから、周縁とされてきたものへと向かっています。これまで中心から追いやられ、他者化されたり、沈黙を強いられたり、見えなくさせられたりしてきたものの存在に、新たな光が当てられ始めたのです。いたるところで「人種・ジェンダー・階級」というキーワードが繰り返されるようになった所以でもあります。
ヘミングウェイとこれらのキーワードは切っても切れない関係にありますが、私は特にジェンダーについて関心を寄せてきました。ジェンダーの問題は我々の日常と直結しており、それを社会課題の言葉に置き換えると男女共同参画ということになります。性別にかかわらず一人一人の個性や能力が発揮できる社会をつくることは国内外を問わず喫緊の課題であり、SDGsの重要テーマともなっています。
ヘミングウェイという作家を研究することでジェンダーという概念と向き合うこととなり、ジェンダーと出会ったことで男女共同参画という社会課題に取り組むことになったのです。
アメリカ文学では、大学の卒業論文で扱って以来、大学院でも研究者になってからもヘミングウェイという作家一筋に研究してきました。研究チームで約7年という時間をかけて取り組んで書いた『ヘミングウェイ大事典』(勉誠出版)や、編集委員長として編纂したヘミングウェイ没後50年を記念出版の『アーネスト・ヘミングウェイ~21世紀から読む作家の地平~』(臨川書店)などは、思い入れのある研究業績です。
文学の楽しみの一つは、文学からその国・その時代の文化や社会、思想を読み取ることにあると思います。また、自分一人では経験することのできない人生を様々な登場人物と共に追体験することもスリリングです。さらに、文学作品の解釈について深く考えたり、他者の解釈を聞いたりして、文学の多様な読みや奥深さを感じることもとても面白いことです。
ところで、今、文学・文化研究の観点が、これまで中心とされてきたものから、周縁とされてきたものへと向かっています。これまで中心から追いやられ、他者化されたり、沈黙を強いられたり、見えなくさせられたりしてきたものの存在に、新たな光が当てられ始めたのです。いたるところで「人種・ジェンダー・階級」というキーワードが繰り返されるようになった所以でもあります。
ヘミングウェイとこれらのキーワードは切っても切れない関係にありますが、私は特にジェンダーについて関心を寄せてきました。ジェンダーの問題は我々の日常と直結しており、それを社会課題の言葉に置き換えると男女共同参画ということになります。性別にかかわらず一人一人の個性や能力が発揮できる社会をつくることは国内外を問わず喫緊の課題であり、SDGsの重要テーマともなっています。
ヘミングウェイという作家を研究することでジェンダーという概念と向き合うこととなり、ジェンダーと出会ったことで男女共同参画という社会課題に取り組むことになったのです。
担当科目
米文学論 /課題演習 I・II /卒業研究